特選きもの処　京新

着物の前身頃に縫いたした半幅の細長い布。

奄美大島産の絹平織りの高級な着物のこと。結城紬と並ぶ代表的な紬織物。落ち着いた渋い味わいのある色である。

肩に衿をつけるために、あらかじめ裁ってあけたところ。

衿を胸の部分で合わせたところ、または衿を首の後ろで抜く部分。昔は着物の着付けを意味していた。

身頃、衽、袖に模様が連続して、全体で一つの絵のようになっている模様づけのこと。白生地を染色する前に裁断して仮縫いし、着物全体に柄づけを施してから仮縫いをほどき、染色などの加工をして仕立てられたもの。最も格の高い着物につけられる。さらに、着物全体に模様づけされたものを「総模様」という。

江戸時代の小袖の模様配置の一種で、褄から裾にかけて模様を配したもの。留め袖に多く用いられるので、留め袖の別名になっている。

単色の型染めの模様で、江戸時代の武士が着用した裃の文様からきている。紋がつくと、ふつうの紋より格上とされ、色無地と同格になる。

素朴な絵模様の絣のこと。山陽の弓浜、福岡の久留米の絵絣が有名。柄は大まかで、日常生活をテーマにしているものが多い。

着物の前を合わせたときに上になる部分をさす。

梅の花の文様。梅は新年早々にさく花で、お正月を飾る着物に、昔から用いられてきた。